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一時帰国しているブイグの新城幸也選手と会った。
ツール・ド・フランス初日の7月4日まで二週間。
彼は闘志に満ち満ちている。
ツールという大舞台で走れることを心の底から楽しみたいようだ。
楽しむというのは、レースなんだから勝つということを意味している。
幸也君の頭の中には、シャンゼリゼを走っていない自分はイメージにない。
ステージ優勝もきっとあると私は感じた。
「スプリントではなく、逃げで狙う」
そう言い切った。
時差ぼけもなく、体の調子は良いそうだ。
今はとにかく練習して、7月4日に脚と心臓のピークを合わせたいらしい。
普段の優しい感じから、幸也君にあるどの部分が、過酷なレースを戦い抜くのだろうと不思議に思うこともあった。
しかし、今回半年振りに会って感じた。
レースの話になると、愛くるしい笑顔から一瞬にして鋭い肉食獣の目つきに変わる。
この部分だ。これが世界で戦っていく強いところなんだ。
今年のツールは、おもしろいことになる。
幸也、君ならいける。
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