LEGON鶴見辰吾 Shingo.Tsurumi ブログ 自転車劇場究極のサイクルスポーツ KEIRIN
きっかけは自転車。 そこから世界が広がります。

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2008年05月 アーカイブ


2008.5. 4
南会津 in my eyes

  全国生涯学習フェスティバルというのがあって、今年の10月に福島県で第20回を迎える。その記念事業映画、「春色のスープ」のロケで、今日まで三日間、南会津に訪れた。

 東北新幹線、那須塩原駅から車で約一時間半北に進む。

   
 ↑主人公桃子役の佐津川 愛美の父親を演じる。

↑鴫山城跡からの眺め

 撮影の前日南会津入り、晴れバージョンと曇りバージョンの二つのスケジュールが出された。

晴れなら私の出番、曇りなら他のシーン。

当日朝6:00の天候判断で決定する。

翌朝6:00きっちりにホテルの部屋の電話がなる。

その前にやる気満々で起きていたが、

 

「すみません。今日は曇りバージョンになりました。」

 

「…あ、そう…わかりました」

 

一日ぽっかり空いてしまった。

 

自転車持ってくればよかったよ…

 南会津町役場企画観光課の廣野さんが、多くの名所に連れて行ってくれたので、春の南会津をゆったりと味わえた。

 

 とてもいいところだ。

 

ここは穴場だな。

 

800年以上の歴史を持つ会津田島祇園祭がある。

 

京都の祇園祭、博多祇園祭と並ぶ、日本三大祇園祭の一つにかぞえられるんだって。といわれても、正直な話、京都のしか知らなかった。

すみません。

 

 その祇園祭をする神社は、同じ鳥居をくぐって、熊野神社と田出宇賀神社がある。珍しい。

 ←本堂は一緒だけど、賽銭箱は二つ別々

↓社務所も別々

 

 民俗資料館には、噂に聞いていた「下駄スケート」を見つけた。

   

 

 昔からエロイ人はエロかったという証拠の品もあった。

子宝を授かるなどといってこういうもの作るのはどうしてなんだろう?

   

 

 民俗資料館の外には立派な茅葺屋根の建物が移築されている。

外は汗ばむ陽気なのに中はひんやりする。

夏はいいけど、冬は寒かっただろうなあ。よく我慢できたと感心する。

   

 

 昼食に焼いた鶉(うずら)とざるそばを食べた。

なんともワイルドな味だった。

鶉を食べているとき私は猫のようだったと思う。

 

      

 

 昼食を食べた「ドライブインたきざわ」の近くに、「荻野風穴」という地下の冷えた空気が噴出す穴があった。夏場は近所の人がビールを冷やしているらしい。

 ここに来るのに人の家の裏庭を通って行った。役場の人も一緒なのにこの年になって怒られたらやだなとドキドキした。

   
   
 ↑案内してくれた廣野さん

 

 

 旧南会津郡役所は縄文土器や、「南山御蔵入騒動」の資料が展示。

この「南山御蔵入騒動」はリアルな時代劇映画にしたら面白そうだ。

  

 

 すぐ近くにある鴫山城跡に行くと、ついつい頂上まで登ってしまった。

ヒルを見ればクライム。

もはや自転車がある無しは関係ないようだ。

   
  ←どういうきっかけでこんなにひねくれてしまったのか?

 

 夕食は採りたての山菜をふんだんに使った料理を、地元のプロデューサーになる、高橋さん、湯田さん、福来さん、二瓶さんとともにご馳走になった。ありがとうございます。画像は珍しい山菜のにぎり寿司しかない。ついつい食べるのに夢中になってしまった。「しどき」「こしあぶら」というのは初めて食べたが美味しかった。香りに癖があって、苦味もあるので、好き嫌いの分かれる味だけど、私は好みだった。

 

それから、二瓶さんにいただいた「こめワッサン」。お米で作ったパン。

これも美味しかった。なのでお土産に買って帰った。

   

 

 泊まったホテルはユニークだった。

 

エレベーターでロビー階に着くといろんな動物が迎えてくれる。

   
   ↑渡部 恒三のうちの猫だったんでしょうか?

 

 そして部屋には、ビデオがいっぱいある。

ちなみに有料です。

全客室に完備だそうです。

GWで家族ずれも泊まっていたけどね…

エロイことに寛容なんでしょうか?

             
 

 ↑自分の出演している映画「226」もあった。

 

 いろいろありましたが翌日の今日は予報どおり快晴。

狙いの桃の花は綺麗に咲き誇り、無事撮影終了して帰京しました。

  

自転車乗るにはいい場所だと思う。

信号がない。

だからオートバイのツーリングも多かった。

 

今度は輪行か?自走?(笑)

 



2008.5. 6
久々の妻クリング

 GWも後半、昨日は妻と自転車で「俺の川」まで走りに行った。

 

 私がいつもの練習メニュー、片道4.5km×2往復ミドル走+回復走4.5km往路+復路4.5kmAT走=3往復をしているあいだに、妻も2往復走った。

 

 佐渡ロングライドはもうすぐ。

 

妻は今年も130kmコースにエントリーしている。

 

 頑張れ。

 

そして夜…

 

 竹世寿司に行くと、紳士録でおなじみhideさん御一家と、Nantaroさん御一家と遭遇。

 楽しい偶然を大いに楽しむ。

 やがてkozyさんも合流。

 kozyさんと一緒に佐渡の練習を兼ねて翌日走ることに。

 

 「俺の川」で集まって朝練してから、ニコニコライドに行きましょうということだったが、いつも練習しているエースtakaちゃんも、誰も来ない…

 

 普段の練習にプラス1往復をしてメニューが終わる頃、kozyさんから連絡。

 

「すみません…二度寝してしまい今起きました。」

 

あははは…

 

おそらく一昨日の自主練130kmの疲れが出たんでしょうね(笑)

 

練習しっかりできたから全然かまいません

 

 集合し直して、多摩川に向かう。

 

 GW最終日とあって、サイリングコースは大渋滞(笑)

 

 そんな状況の中、ガス橋でサイクリストに声を掛けられたと思ったら、オジキとなみへいさんだった。

 

 これまた、楽しい偶然!

 

kozyさんの寝坊のおかげ。

 

4人でゆっくり初夏の風を受けて走った。

 

40代、50代、60代のスタンドバイミー(笑)

 

 羽化したばかりのアゲハ蝶が飛んできた。

 

114.5kmのサイクリング。

 



2008.5. 7
朝練だけのつもりが…

 「俺の川」で朝練にやってきた私とオジキ。

 

 練習終えると、また二人で漕ぎ始めてしまった。

 

 

 目指したのは聖蹟桜ヶ丘のいろは坂、連光寺坂。

 

ゆっくりって言ったのに・・・

 

 40過ぎて出会った銀輪の友と129km。

 

オジキ、お疲れ様でした。

 

明日はマネージャーをロングライドに連れ出す。



2008.5. 8
佐渡の準備

 ひょんなことから、今年は佐渡ロングライドの130kmコースにエントリーしてしまったA井くん。

 

 今日はその覚悟を決めるための儀式。

 

 江ノ島までのニコニコライド。

 

 気温も丁度良くて風も無い。

 

 

↑江ノ島の駅前で恒例の記念写真。

 

 さすが、私のマネージャー!

 

初めてのロードバイクなのに、横浜→江ノ島→鎌倉→横浜のおよそ65kmを難なく走破。

 

素晴らしい。 

 



2008.5.12
福島饅頭事件騒動

 本日映画「春色のスープ」の私の出番が全部アップした。

この映画は、福島県が生涯学習プログラム20周年事業としてバックアップしてくれているので、県の職員の方や町役場の方が忙しいなか映画制作にプロデューサーとして参加している。

 一昨日、順調に撮影を終えて、郡山から自宅に帰るとき、映画制作サポート事務局の方が、何やらずっしりと重い箱詰めを二つ、「荷物になって済みませんがお土産です。」と私にくださった。

 電話帳より重い。

「中身は何ですか」と失礼にも思わず聞いてしまった。

「饅頭です。」

 うちに帰って箱を開けてみると、びっしりと「てんだま」という饅頭が引き詰められていた。

 一箱30個で二箱60個。賞味期限は翌日。

どうするこんなに?

 

一個食べてみる。

 

美味しい。

 

続けて2個食べた。

 

 

 

 今日、わざわざ那須塩原まで、全撮影を終了した私を見送りに来てくれた県職員の天野さんが、会うなりいきなり謝りだした。

 

「一昨日の饅頭すみませんでした。」

 

「?」

 

「あれはスタッフに差し入れするはずの饅頭でして、こちらの手違いで鶴見さんに渡してしまったんです。」

 

どうりで量が多かったわけだ。

 

この顛末を「饅頭事件」と呼んでいると、楽しそうに話してくれた。

 

私は福島の人は人並み外れて気前がいいのかと思っていた。

 

 

「あれはもちろん全部好きになさってください。でも本当にお渡しするはずだったのはこちらなんです。」

 

と小さな箱をいただいた。

 

会津名産の絵蝋燭だった。

 

  

なんと可愛らしい。

 

そういえば撮影終了時にもいろいろ貰っていた。

 

 

スタッフTシャツに、会津木綿の巾着にメモ帖、藍染のハンカチ↓

 

やっぱり、福島は気前がいい。

 

お世話になりました。

 

ありがとうございます。

 

 

 



2008.5.17
あっという間の一年。3度目の佐渡ロングライド前に。

 今週前半はロケもあったり、雨模様だったりで、このところでは珍しく5日も自転車に乗らなかった。

 

 一昨日、6日ぶりにいつもの「俺の川」を走ったときは走力が落ちたような気がして、練習継続の重要性を感じたが、昨日は逆に調子が上がって、練習コースでのベストラップが出た。

 

タイミングよく休息を入れた方が、コンディションがよくなるのは本当だった。

↑追い込めなかった一昨日

↓追い込んだ昨日

 心拍数も一番パワーが出る171まで上がっていた。

何より、一昨日は一人で練習していたのに、昨日はオジキとT田さんと一緒だったのが良かった。

やはり練習は仲間としたほうが強くなる。

そのはずだったのにオジキは・・・・

 

 

 ガラスを踏んで、タイヤがパッシューと暗殺者のサイレンサー銃のような音を立ててバーストした。

 

お気の毒に練習続行不能。

 

一人、お店を開き始めた。

たまたま近くを通った絹代さんに、

「パンクですか~?」と声を掛けられながらも、通り過ごされてしまったオジキ。

ガムテープで応急処置をして自宅まで無事にお帰りになりました。

 

絹代さんも佐渡ロングライドの210kmにエントリーしている。

 

愉快に走りましょう。

 

「俺の川」も自転車の社交場みたいになってきて楽しいなあ…

 

 

 

家に帰って佐渡に向けて洗車。

 

新しい輪行バッグに自転車を入れた。

サドルやハンドルの位置を変えることなく積めるのが、本当に便利。

            

 

今年こそは晴れてくれよ佐渡。

 



2008.5.20
2008スポニチ佐渡ロングライド210

 今年で3回目の佐渡ロングライド。

 初回から参加者は約1000人、2000人と増えて、今回はおよそ3000人のサイクリストが佐渡に集まった。

新潟13:00出発の佐渡汽船ジェットフォイルも満席。

広がる青い空に期待も膨らむ。

三度目の正直でようやく晴れてくれた。

 

片山右京さんも210kmAコースにエントリーしていた。

再来週のMt.富士ヒルクライム対決の前にご対面(笑)

                    

「右京さん、最近走りこんでますね。ヤビツ38分でしょう?」

 

「…いやぁ…37です。」

 

「えええっ!?スゴイですね。」

 

「でも、富士HCはダメですよ。鶴見さんの方が速いと思います。」

 

笑顔で腹の探り合い(笑)

 

  そこにfunrideの金城編集長も加わって、富士HCの目標タイムの話題になる。

 

 金城編集長は1:15

 

 私は1:18くらいかな、などと話しているうちに、前夜祭の太鼓のパフォーマンスが始まる。

 右京さん一体どのくらいで走るんだろう。

 

 

 

  今回も、佐渡の定宿となったホテル吾妻に世話になる。

 

辰吾の吾に妻で吾妻なので、私の妻はここに泊まるのがちょっとおもしろい。

  初回から連続で出場のkozyさん(210km)、妻(130km)、そして今回初出場のYOUちゃん(210km)、殆ど騙されたみたいにエントリーしたマネージャーのA井(130km)。

 皆で期待と不安に胸を躍らせ食事を楽しむ。

  

 

 

 翌朝、会場までのバスの中でおにぎりを二個食べながら、5:00には到着。

 

続々自転車が集まって来る。 

 

天気は良いものの、早朝の空気はまだまだ冷たい。

皆、自分の体と自転車の状態を確かめている。

 

 中でも、ディビルダーみたいにアップジェルで足がヌラヌラテカテカしている人がいると思ったら、金城さんだった。

 

本気だ…

 

 

「あれ、計測チップがない。足に付けたのに。」と妻。

 

どうやら、送ってもらったバスに落としてきたらしい。

 

ところがホテルからはそれらしいものは見当たらないとの連絡。

 

仕方ないので、当日受付までその旨を伝えに行こうと歩き出したが、今年はその場所が遠い。参加者が多いので変ったのだった。

カチャコチョカチャコチョ…ビンディングシューズが恨めしい。自転車で行くべきだった。

 

急いでスタート地点に戻ると、スタート1:30前のアナウンス。

 

「鶴見さん早く早く!」

 

ええええっ!?まだ5:44じゃない?

 

スタート6:00じゃなかったの?

 

私はガイドも地図も貰ってないから知りませんでした。

 

そりゃないよ。

 

どうにかぎりぎり先頭の列で出発した。

でもトイレには行けなかった。

RGTのザック、デイヴィッド、私、右京さん、金城編集長でスタート。

40km/h超のレーススピードだ。

 

とても金城編集長の鬼引きについて行けず、離脱。

 

一体何だったんだ…右京さんぴったりついていったぞ。

 

あの二人は私とはレベルが違いすぎる。

 

敵いません。

 

 

妻の計測チップはやっぱり行きのバスの中にあったらしく、130kmコースはスタートが遅いのでぎりぎり間に合ったということを後で聞いた。

 

シートカバーにマジックテープがくっついていたようだ。

 

 先頭集団は20km地点にある最初の相川SAには寄っていないので、

そこに最初にやってきたのは私になった。

 

程なくしてkozyさんとYOUちゃんがやってきた。

 

わかめ蕎麦、おにぎりを食べて3人でスタート。

 

最初はゆっくり走っていたが、我慢できずに飛び出し一人で走り始めた。

 

やっぱり無理しても金城さんについていって210km高速列車の旅を味わうべきだったろうか?いやいやとてもついていける速さじゃなかったぞ。

 

いろんな思いが頭を巡りながら、いつの間にか名物Z坂を登っていた。

 

初めて晴天の下でみる景色。

 

その美しさに足を止めた。

やっぱり今日はニコニコライドで行きましょう。

 

せっかくこんなにいい天気なんだし…

 

お先に失礼してしまったので連絡を入れようと携帯を見るとkozyさんからメールの受信がある。

開いてみると…

 

「接触して落車してしまいました!走行不能で病院へ行きます。

大丈夫ですので…走行を続けてください!!お願いしますm(__)m」

 

何ですとぉぉぉお!!??

全然大丈夫じゃないじゃないですか?

 

ガーン…

天気は晴れてても、心は暗雲立ち込めてしまった。

 

鎖骨骨折で、kozyさんはそのまま帰ることになった。

↑願いが叶うという大野亀

 

100km地点の両津ASで一人寂しくおにぎりを食べていたら、

「やっと、追いついた」 

とstage oneチームのもりともさん、そしてオレンジのジャージのつくいさんがやってきた。

 

「YOUさんも落車したみたいで、手から血を流しながら走ってましたよ」

 

マジですか!!!??

 

しばらくするとその本人がやってきた。右手の親指を痛めたらしく腫れている。

Z坂後の下りでブレーキを失敗して緩衝材に突っ込んだそうだ。

 

満身創痍のLEGON。

 

となると、130kmコースを走っている妻と、A井が心配になってくる。

 

頼むから無事にゴールしてくれよ。

 

次の多田SAまでもりともさん、つくいさんと特急で進む。

アベレージは37km/hくらい出てたんじゃないだろうか。

なかなか気持ちのいい走りだった。

途中、ひとりづつ計二人のライダーが加わってまた離れていった。

 

 多田で追いついたstage oneの大ちゃん、sugiさん、他3人とコラシンボーさんと列車を組んで気楽にスタートした。

 

 次の小木ASまで、一時最大で35人の列車にまでなった。

 

こういうのがこの手のイベントのおもしろいところ。

 

小木から次の素浜までは最大15%の上りがある。

180km走った後にこれはきつい。

 

その坂の前の深浦で記念撮影。

 

素浜で最後の休憩を取る。

↓終わりかけた足を癒すサイクリストたち

  

 

そしてゴールに向かう。

ゴールしたのは15:50頃。

先にゴールした妻とA井の出迎えを受けた。

 

スタートして6時間25分でゴールした右京さんは、3時間も私たちの帰りを待っていてくれた。

 

ありがとうございました。

 

今年も佐渡はドラマがいっぱい。

 

一筋縄ではいきませんでした。

 

ロングライドの後の温泉、乾杯、美味しい食事、愉快な仲間と弾む会話、

絶えない笑い声、そして爆睡。

これがやめられない!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



2008.5.26
ツアーオブジャパン東京ステージ市民レース

 3年前、初めてエントリーしたレース。

 

私をサイクルスポーツに目覚めさせたレース。

 

ツアーオブジャパン東京ステージ市民レースに出場した。

 

このレースから始まったんだ。

 

あれから3年。

 

思い起こせば…

 

 3年前の2005年春、学生時代からの友人A川と竹世寿司で飲んでいたときのこと。

自転車に凝り始めたばかりの私は、しつこいくらい自転車の面白さを語っていたようだ。

 

「そんなに自転車好きなら、レース出てみろよ。俺がエントリーしてやるよ」

 

「お、いいねえ」

 

酔った勢いで調子よく出場を決定。

 

そのときは、ホノルルマラソンの自転車版くらいのもんだろうと高をくくっていた。

 

とんでもない勘違い…

 

知らぬが仏の無謀な挑戦。

 

このときまだ、ロードバイクの積算走行距離は1500km程度だった。

↓2005年5月22日、生まれてはじめてのサイクルロードレース。右も左もわからない。

「ここから先出ない様にね」

せめてスタートくらいは元気良くと一番に飛び出すが・・・

 

ちょっとちょっと、なんでこんなに皆密着して走るの?

 

気が付けば集団のど真ん中にいた。

 

前にも後ろにも右にも左にも行けない。

 

「まっすぐ走れよ!」「ラインキープ!」「右カーブ!!」

 

飛び交う怒号。

 

スピードメーターは40km超!!

 

無理だこんなの。 

 

まだ一周目、ヘアピン終わって右へ車線が狭くなるとき、前方で数台を巻き込んだ激しい落車。

 

それを目の当たりにして戦意喪失。

「落車しちゃいましたよ~がんばってくださいね」と言いながら私を抜いていく選手を呆然と見送りながら、集団から取り残され、一人旅が始まった。

↑お前はここにツーリングしに来てるのか?

 

このときのテーマ。

 

他の人の邪魔にならないで走る。

 

仕舞いには1分後にスタートした女子のチームにも抜かれる始末。

 

情けない結果だった。ビリから9番目。

 

 

2008年。自転車名人の名に賭けて、今年はそのリベンジ。

 

前回は初級の部でエントリーだったが、今回は一般の部で出場する。

 

会場の大井埠頭に到着したのは6:30頃。

 

同じジャージで走るシュワッチとkenjiさんとウォーミングアップをしながらコースを確認。

 

落車の多いこのレース、とにかく怪我だけはしたくない。

 

何しろTVドラマ「和田アキ子物語」の撮影の途中だし、来月からミュージカル「ピーターパン」の稽古が始まる。

 

いつも自転車のことばかり記述しているが、仕事もしてるんです。

 

雨は小康状態だったのに、スタート間際に強く降り出した。

叩きつけるような雨の中一斉に走り出す。

呼吸すると同時に水分補給ができる状態(笑)、視界も悪い。

皆が協力し合って慎重に走る。

 

落車に巻き込まれたくない一心で、とにかく前に出て行く。

 

今回のテーマ、絶対に落車しない。

 

細心の注意を払う。

 

それでも危ない瞬間が二度あった。

 

一周目ホームストレートになる道路に戻る鋭角な左カーブ。

 ちょっと上りなのでトルクをかけると、後輪が右にスライドした。

二周目でそこにマンホールがあったことを知った。

路面の状況が分かりづらい。

 

そしてゴール手前の直線に入ったとき、右から1台が私に迫って来た。

 左にも1台いる。

異常なほどの大接近。

かつて味わったあの恐ろしい落車の前触れ、前輪の挙動が一瞬起こる。

 

「おい!」と叫ぶ私。

 

右肘が相手の左腿の触れる。

 

張り詰めた硬い筋肉の感触を残し、私の側から消えてくれた。

 

残りわずか。

スピードがぐんぐん上がる。

 

 

左後ろでパカーンッと土砂降りの雨に鈍く響く乾いた落車の音。

 

ここまで来て気の毒にと思いながらも、後ろは振り返らなかった。

 

ただゴールに突き進むだけだ。

 結果、私は8位だった。

 

終わってみると、もっといけたんじゃないかと欲をかいてしまうが、これが私のベストだったんだ。

 

3年前のリベンジはどうやら果たせた。

 

40過ぎて3歳年を取ったのに、あの頃の自分より速く走れる。

 

なんか嬉しいじゃないか。

 

努力しても、がんばってもなかなか結果に繋がらないことが多い世の中で、自転車は正直に答えを出してくれる。

 

漕げば進むんだ。

 

自転車は裏切らない。

 

紳士録から応援に駆けつけてくれたちょこさん、そんくん、雨の中本当にありがとうございました。

 

レースが終わると、LEGONについての取材を受けた。

  

「CYCLE SPORTS」誌に出るそうです。

お楽しみに。

 

さあ、プロが走るTOJ東京ステージを観戦。

残念ながら、応援していたチーム、梅丹本舗の宮沢崇史はスプリントで一歩及ばず、2位だった。

それでも、ラストラップまで逃げていた福島晋一選手の最後までアタックしていく姿には感動させられた。

これからだ!梅丹がんばれ!

↑個人総合5位に輝いた新城幸也選手と。

 

  そしてTV放送の解説をしている今中家元の影武者として、お世話になっているinterMaxのブースの前に立っていたら、程なくしてご本人登場。

いつもとは違う、珍しいツーショットと相成りました(笑)