
自転車は大気汚染物質や二酸化炭素排出しない地球の環境に最も優しい乗り物です。オートバイや自動車のように、地域に騒音被害を加えることもありません。また自動車のライトはエンジン駆動の発電機で点灯しているのでCO2排出量を増大させますが、自転車のライトは人力による発電なのでCO2排出量はゼロです。
自動車道路において自転車のみが通行できる自転車レーンも増えてきています。交通事故防止を目的としているので、自転車レーンを整備すると買物、通勤及び旅行などの自転車利用率が向上したという欧米の統計があります。 自転車レーンの設置により買物、通勤および娯楽の交通手段として自動車に代わって自転車が使われるようになれば、地球温暖化対策に貢献する事は間違いないのです。
2007年7月にフランスのパリで社会党ドゥラノエ市長のリーダーシップの下、大規模な貸自転車(レンタサイクル)事業がスタートしました。「ベリブ」と呼ばれるこの事業は京都議定書における温暖化ガスの削減義務が1990年比0%と負担が軽いフランスにおいても、EUの温暖化対策の進展に伴い国民の関心も高まりを受けて、地球温暖化や排ガス等の環境保護を目的に、市民の移動手段として自転車利用の促進を図っています。
この事業は、24時間・年中無休の利用が可能で、約300m間隔で路上にあるステーション(1,500箇所以上)にて、2万台を超える自転車を利用者自身の手で貸出・返却を行う「セルフレンタル」方式であり、クレジットカードによる支払いで、自転車にはICタグをつけ利用状況がコンピュータ管理されています。基本料金である年間29ユーロを払えば30分以内は無料という料金設定も受け、ステーション間を短時間利用するスタイルが定着し、システム開始から1か月間の延べ利用者数は約165万人に達するなど、パリ市内の新たな風景となっているようです。

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